このメールマガジンは、視覚障害をもつ大学生「TomG君」が、音声を頼りに出会い系サイトを放浪し、メール友達を獲得するまでの汗と涙の記録である。

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 もしもし、○○だけど・・・。
 最近TomGといっしょにいるの辛くなっちゃった?
 突然彼女からこんなことを言われたのは、10月の始めの雨が降りしきる日の夕方だった。

 俺は今年二十歳になった大学生。でも、ちょっと俺は普通の人と違うところがある。それは、俺の目がまったく見えないということ。
 そんな俺と1年をともにしてきたのが、愛する彼女○○だった。
 辛いとき、悲しいとき、そして苦しいとき・・・本当にがんばっていっしょにやってきたのに・・・。その言葉を聞いたとき、俺は大きな金槌で頭をぶん殴られたようなショックを受けた。
 それからの俺は、彼女のことを本当に好きだっただけに、ずっと、勉強も仕事も手につかなくなっていた。
 でも、悲しんでちゃ始まらない、そう思っているとき、俺の悪友Iが、 「おい、TomG、悲しんでる暇があったらメルトモでも見つけて楽しんだらいいじゃねえか!メールだったら目が見えなくてもばれねえしな」 なんてことを言い出した。そういえば・・・最近のテレビで「出会い系サイト」なんて者の話を聞いたことがあった。でも、どうせ音声だけじゃ使えないとあきらめていたのだった。 続く
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視覚障害者出会い系サイト探検物語

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